今日も今日とて彼女が可愛い
「……今日の放課後つぐんち行っていい?」


「だ、だめ!」


即答され、思わず唖然とする


がつぐも慌て出したため可愛くてすぐ笑みが漏れる


たぶん、反射で答えてしまったのだろう



「そっか、分かった。じゃあ諦める」


すこし意地悪しようとそういうと



「ぁっ、違うよっ、間違えたのっ」



駆け寄ってきてぎゅっとおれの制服を控えめに掴んで

上目遣いで



「間違えたってなにを?」


キスしそうな衝動を押さえて尋ねる



「っ……だから、だめじゃないよっ」

「なにが?口で言ってくんないとわかんない」



おれって意地悪なやつなのかもしれない


赤い顔で唇を噛み、恥ずかしそうに伏し目がちで





「放課後、つぐんち来ていいよ」





「じゃ、明日土曜だし覚悟しとけよ」




触れるだけのキスをつぐの唇に落とした






END
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