身代わり同士の結婚。 〜年下ですが、愛してくれますか?〜
「久しぶりね、優結。元気にしてた?」
私はお姉ちゃんを家に上がって貰わず、家の近くにあったカフェに歩いて入った。
「そう、ね……お姉ちゃんは何にする?」
「私は、カフェラテのアイスにしようかしら」
いなくなる前と同じような態度で言う彼女に少し怒りを覚えた。
「お姉ちゃん、今までどこで何をしていたの?」
「んー……海外、かな」
「え? 海外!? なんで?」
私はお姉ちゃんに問いただすように迫ると「怖いよ、優結〜」と言われてハッとするが、いやここは一つや二つ言ってもいい場面だ。