冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話
玉座に座っている女性神・・・
顔は、黒いベールに覆われてわかりません。
同じように、体も
黒いローブに、すっぽりと覆われています。
唯一目に止まったのは、
黒曜石が光る、錫杖(しゃくじょう)を持つ手です。
真っ白で、小さな、それは小鳥の卵のように見えました。
「死者は、私の裁定を受けますが、その方は神です。
神の場合は、冥府でも会議で、
合議制を取り、裁定をします。
しからば・・・」
ネルガル神は、唾を
ごくりと飲み込みました。
「しからば、しばしの時間が必要です。
待機の間は、離宮でお過ごしいただくよう」
そう言うと、
エレシュキガルは杖を手に、立ち上がりました。
お付きの侍女が、すぐに介添えで、両脇に立ちます。
冥府の女神、エレシュキガルはゆっくりと歩き、
暗幕のようなカーテンの影に消えました。
ああ・・
何も言えなかった・・謝罪・・
ネルガル神は、気が抜けたように座り込みました。
「ネルガル様、離宮にご案内します。」
ナムタルは事務的にいい、
従者に連れて行くように、合図をしました。
顔は、黒いベールに覆われてわかりません。
同じように、体も
黒いローブに、すっぽりと覆われています。
唯一目に止まったのは、
黒曜石が光る、錫杖(しゃくじょう)を持つ手です。
真っ白で、小さな、それは小鳥の卵のように見えました。
「死者は、私の裁定を受けますが、その方は神です。
神の場合は、冥府でも会議で、
合議制を取り、裁定をします。
しからば・・・」
ネルガル神は、唾を
ごくりと飲み込みました。
「しからば、しばしの時間が必要です。
待機の間は、離宮でお過ごしいただくよう」
そう言うと、
エレシュキガルは杖を手に、立ち上がりました。
お付きの侍女が、すぐに介添えで、両脇に立ちます。
冥府の女神、エレシュキガルはゆっくりと歩き、
暗幕のようなカーテンの影に消えました。
ああ・・
何も言えなかった・・謝罪・・
ネルガル神は、気が抜けたように座り込みました。
「ネルガル様、離宮にご案内します。」
ナムタルは事務的にいい、
従者に連れて行くように、合図をしました。