冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話
ネルガル神は、エレシュちゃんを
ひょいと抱き上げると、椅子に座らせました。

「いやっ、困るし・・」
エレシュちゃん、
想定外の展開にドキドキです。

「私は疫病の神だから、
戦闘の怪我や病気には、詳しいのだから」
ネルガル神はひざまずくと、
エレシュちゃんの、黒い衣から
でている足先を見ました。

「ああ、これは腫れている。
赤くなって、熱をもっているだろう」
ネルガル神はそっと、
エレシュちゃんの足の、親指の付け根の部分に触れました。

くわっ・・イテェ
エレシュちゃんは顔をしかめて、
痛みを我慢しています。

「合わない靴をはいていると、
こうなるのだ。
ひどくなると歩けなくなる」
外反母趾の初期症状です。

ネルガル神は立ち上がると、
部屋の隅に置いてある桶と、
水の入ったカメを持ってきました。

「まず、冷やさないと」
カメの水を桶にそそぎ、
「いいよ、この桶に足をつけて」

エレシュちゃんはそっと足を持ち上げて、桶につけました。
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