冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話
あれは数年前の事。
エレシュちゃんの弟神が、
弓矢のお稽古で、弓道場にお迎えに行った時の出来事です。

「エレシュおねぇちゃーーん」
弟神が、玄関で大きく手を振っています。

弟神の隣には弓道の先生、
長身・長髪の戦闘神が、片手には大きな弓を持って、軽く頭を下げました。
「お迎え、わざわざ、ありがとうございます」

その先生神は、銀色の髪を後ろにゆるく束ねた武人、
しかし、穏やかで、優し気な感じです。

「こちらこそ、弟がお世話になっております」

エレシュちゃんは、弟神の手を握りましたが、
その先生神に、キュンときていたのです。
「エレシュキガル様も、
弓をなさったらいかがですか?
筋がよさげに見えます」

「いえ・・私は・・」
エレシュちゃんは、その優しい眼差しにドギマギです。

「あらぁ、弓の先生ですの?
私はイシュタルです。姉です」
どこで見ていたのか、
イシュタルちゃんが風に乗って、しゃしゃってきました。

たぶんデートの帰りでしょう。
普段より、露出度高めの衣です。

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