冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話
純白に、金の刺繍が連なる女神の衣を着けました。
もちろん、胸元は大きく開けて、
谷間とデコルテが、美しく見えるように調整していきます。

「ふん、完成・・」
鏡の中に、イシュタルがいました。
姉妹ですから、顔立ちは似ているのです。

問題は髪の色、
エレシュキガルは漆黒ですが、
イシュタルは小麦の金色です。

微妙に目くらましの術をかければ、冥界ではごまかしは効くはず。
脱色して、染める時間がありません。

それよりも・・
イシュタルはどうやって、
オトコ神をものにするのか・・・

ネルガル神を落とすのなら、
イシュタルならどんな手を使うのか。
鏡の中の黒髪のイシュタルは、
悩んでいました。
< 41 / 62 >

この作品をシェア

pagetop