冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話
エレシュちゃんは、ハンカチを握りしめました。

タンタンタン・・
手拍子が、部屋から鳴り響きます。
「はーーーい、はい!
お時間、終了でございます!」

ナムタルが、中庭に入ってきました。
「ネルガル様、お約束の通り、
お帰りいただくということで」

ナムタルは、ちょっと探りを入れる感じで、
エレシュちゃんと並んで座っている、ネルガル神を見ました。

「この次はいつ・・ご訪問されますか?」

「エレシュキガル様のご都合に合わせます」
ネルガル神は、少しだけエレシュちゃんの手に触れ、答えました。

「はいっ、では、私の方でアレンジしますので・・
エレシュキガル様は、明日から
通常でお仕事をお願いしますよ」

ナムタルは、仕事できるオーラを満開にして、話を進めます。

「ナムタル殿、あと、30分くらい時間をいただけないでしょうか?」

ネルガル神は、片目をつぶって
ナムタルにサインを送ります。

「ハイハイ、お邪魔虫は消えますので」

ネルガル神は、ちゃんとエレシュちゃんの片手を握っています。
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