冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話
それを確認して、
ナムタルは、扉から出て行こうとした時

「ここは静かで、いい場所ですね」
ネルガル神の声が、中庭で聞こえます。
後は勝手にやってくれぇ・・
ナムタルは肩をすくめて、
冥府の宮殿に向かいました。

小一時間した頃、
離宮の扉が開きました。
ネルガルが出てきます・・・
その背中には、エレシュちゃんが、おんぶされてます。

「・・・?」
ナムタルは、衝撃映像を見てしまったという顔を一瞬しましたが、すぐ通常に戻しました。

ネルガル神は小声で
「エレシュキガル様はひどくお疲れで、お休みになっているから、
寝所にお連れするのだが
場所を教えてもらえないか?」

「はぁ・・」

ナムタルは貞子・エレシュちゃんを見ました。
絶対に狸寝入りです。
薄目を開けて、ナムタルに
「あっちに行け」と睨み付けています。

「ネルガル様も今日、お泊りになりますかぁ?」
ナムタルはシラっと言うと、
エレシュちゃんの指に、
グググと力が入るのがわかりました。
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