冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話
「いや、父にすぐ報告をしないと。
冥府に攻め込む準備を、始めていたらマズいからね。
あと、アヌ神様にも、
お話をしなくてはならないし」

ネルガル神は体をゆすり上げて、
エレシュちゃんの位置を上げました。

「明日から、仕事をなさると言うので、私も、こちらに手伝いに来ます。
足の湿布の替えの葉も、
持ってこなければならないし」

「そーすかぁ、よかったすね。
エレシュキガル様!!!」
ナムタルは、ネルガル神の背中に顔をつけて、完璧、甘ったれ状態になっている、
自分の上司の姿に呆れ半分、
安堵半分という顔つきです。

「それでは、寝所にお連れするよ」
ネルガル神はエレシュちゃんを
おぶって、廊下を歩いていきます。

その姿を見送って
「なんでだよぉ、
ここは冥府で、死者のいる世界なのに、ラブラブビームが飛んでるんだぁ?
ラブるんなら、地上か天界だろうが・・
アヌ神様に言っておかねば・・・
死者にも影響が出ちまうから」
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