冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話

数日後の事でした。
エレシュちゃんの元に、
パパ・アヌ神から伝言が入りました。

「天界で、宴会をやるのだけれど、
御馳走を取り分けしておくから、誰か使者をよこしなさい」

パパの配慮は、いつも行き届いています。

エレシュちゃんは、侍女を呼びました。
「天界に使いを出します。
ナムタルに行かせるよう、連絡をなさい」

ああ、天界のご飯・・久しぶりだな。
ここは生鮮食品がイマイチで・・・
冥府の食事情は、今風で言うと、
冷凍食品と乾燥食品、レトルト、缶詰オンリーという状況です。

新鮮なお肉とかお魚、お野菜たっぷりのご飯には、ありつけません。
エレシュちゃんは、ひさしぶりにワクワクしていました。

パパなら、生クリームたっぷりのケーキ、プリン、
それから・・それから・・
果物たっぷり使ったタルトとかも、一緒に入れてくれるはず。

天界のケーキ売り場のキラキラが、降り注ぎます。

「もう少し、頑張ろう!!」
エレシュちゃんは、やる気モードにスイッチが入ったので、
また、死者のデータと向き合いました。
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