推しの好きな人はわたしの幼なじみ!?
あっそういえばお兄ちゃんにプリンありがとうって言ってない…
でもっあんな意地悪言ってきたんだし、、いっか。
いや、でもっどうしよ‥
少し考えた結果、リビングに引き返して
ドアから少し顔を覗かせた。
「あれ?陽葵どしたん?忘れ物か?」
「いや、あの、お兄ちゃん。プリン、美味しかった。ありがと、」
そう言いすぐお風呂場へ足速に向かった。
陽葵が去ったあとのリビングでは
「ほんとかわいーやつだな」
「ほんとよね、あんなぷりぷりしてたのにお礼言うために戻ってくるのよ、、、いい子に育ったわ、ほんとに!」
「素直じゃないけど、ぱぁっと笑顔になるから喜んでのすぐわかるんだよな、本人は無自覚だろうけど」
「陽葵は色々と無自覚なのよ、、、変な人に騙されたりしないかしら…」
「まあ、それは大丈夫だろうけど俺は色々心配だわ、、」
「私もよ‥」
ちょいとシスコンな兄(無自覚)+ 陽葵を含めた家族愛のあるお母さん。
ふたりでこんな会話がされているとも知らずに、るんるんでお風呂に入る陽葵であった。