【プロット】秘密の王子と秘密の恋愛講習、受けさせていただきます。
1話
とある王国にあるとある貴族専用の全寮制の学園。三回生になった男爵令嬢エラーラの元に学園の極秘講習への参加要請が届く。
この講習について何も知らなかったエラーラは同室のソフィアから詳細を聞く。
強制的な恋愛ごっこだなんて冗談じゃないと思いながらも拒否すれば卒業資格が得られないらしい。抵抗は諦めて指定場所へ向かう。
そこで会った不機嫌そうで横柄な態度のケイに失礼ではないかと物申してしまう正直な性格のエラーラ。第一印象はお互いに最悪。こんな人と恋愛なんてごっこでもできるはずがない。でも相手を簡単に変えることはできないというので、お互い嫌々ながら置かれていた教科書を開く。
2話
教科書にはお互いに触れ合うようにと書かれている。単純に会話の方法やデートの仕方などを学べばいいと思っていたエラーラは肉体的接触の指示に驚く。
ケイも講習の内容については何も知らないらしく言葉をなくしている。不安になって最後の方をめくれば実践まであるようだ。
眩暈がしてふらついたエラーラを支えてくれるケイ。これは講習と自分に言い聞かせ教科書にある通りに触れさせるエラーラ。
失礼なことを言ってくるケイに怒りを覚えつつもこちらからも触れなければいけない。社交ダンスの講習などで同世代の男子に触れたことくらいある、と余裕のエラーラだったが、薄手の夜着の上から感じる筋肉などにドキっとしてしまうのだった。
3話
部屋に戻るとソフィアが期待に満ちた顔で待っている。楽しそうに話す彼女に所詮偽りなのにといえば、だとしても、どうせ自由恋愛の結婚はほぼ望めない彼らとの恋愛ごっこなんて面白いではないかと返される。
冗談じゃないと愚痴れば彼女は昔話を教えてくれた。
昔王族の男と男爵家の娘が学園で恋に落ちた。お互い決められた婚約者がいるがせめて学園にいる間だけでも一緒にいたい。
そんな切なる思いに精霊王が応え太陽が落ちている間だけ偽りの姿の恋人たちが生まれた。
期間は七色の薔薇が枯れるまで。
その昔話にたとえてこの講習は行われているのだという。
他人の恋愛なんて知らない、こんなの冗談じゃない、とエラーラはやっぱり憤るのだった。
とある王国にあるとある貴族専用の全寮制の学園。三回生になった男爵令嬢エラーラの元に学園の極秘講習への参加要請が届く。
この講習について何も知らなかったエラーラは同室のソフィアから詳細を聞く。
強制的な恋愛ごっこだなんて冗談じゃないと思いながらも拒否すれば卒業資格が得られないらしい。抵抗は諦めて指定場所へ向かう。
そこで会った不機嫌そうで横柄な態度のケイに失礼ではないかと物申してしまう正直な性格のエラーラ。第一印象はお互いに最悪。こんな人と恋愛なんてごっこでもできるはずがない。でも相手を簡単に変えることはできないというので、お互い嫌々ながら置かれていた教科書を開く。
2話
教科書にはお互いに触れ合うようにと書かれている。単純に会話の方法やデートの仕方などを学べばいいと思っていたエラーラは肉体的接触の指示に驚く。
ケイも講習の内容については何も知らないらしく言葉をなくしている。不安になって最後の方をめくれば実践まであるようだ。
眩暈がしてふらついたエラーラを支えてくれるケイ。これは講習と自分に言い聞かせ教科書にある通りに触れさせるエラーラ。
失礼なことを言ってくるケイに怒りを覚えつつもこちらからも触れなければいけない。社交ダンスの講習などで同世代の男子に触れたことくらいある、と余裕のエラーラだったが、薄手の夜着の上から感じる筋肉などにドキっとしてしまうのだった。
3話
部屋に戻るとソフィアが期待に満ちた顔で待っている。楽しそうに話す彼女に所詮偽りなのにといえば、だとしても、どうせ自由恋愛の結婚はほぼ望めない彼らとの恋愛ごっこなんて面白いではないかと返される。
冗談じゃないと愚痴れば彼女は昔話を教えてくれた。
昔王族の男と男爵家の娘が学園で恋に落ちた。お互い決められた婚約者がいるがせめて学園にいる間だけでも一緒にいたい。
そんな切なる思いに精霊王が応え太陽が落ちている間だけ偽りの姿の恋人たちが生まれた。
期間は七色の薔薇が枯れるまで。
その昔話にたとえてこの講習は行われているのだという。
他人の恋愛なんて知らない、こんなの冗談じゃない、とエラーラはやっぱり憤るのだった。