初恋の沼に沈んだ元婚約者が私に会う為に浮上してきました
私とエドガー様と殿下の3人だけのお茶会では、ノーマン様の名前が頻繁にのぼりました。
「殿下も気付いていらしたが、間に入らず見守れと、引き留められていた
嫌な事は言われなかった?」
「大丈夫よ、もし何か言われたとしても、今の私はちゃんと言い返せるわ」
あの頃は言いたいこともノーマン様に言えなくて
自分でも歯痒くなっていました。
納得出来ないことを指摘して、
彼に『可愛くない』と思われたくなくて、
我慢することが年々増えて。
今の私は変わったのだと、ノーマン様に思い知らせたい。
そんな気持ちから会うことになっても構わないかなと、思っていたのですが。
「貴方がノーマン様と会うのを止めたいと、思っていらっしゃるのなら、私は会いません」
「それで君はいい?」
「もう終わった話ですもの
今の私には、貴方が誰よりも何よりも大切なの」
私はエドガー様にこの気持ちが伝わるよう、願いを込めて背の高い彼を見上げました。
「殿下も気付いていらしたが、間に入らず見守れと、引き留められていた
嫌な事は言われなかった?」
「大丈夫よ、もし何か言われたとしても、今の私はちゃんと言い返せるわ」
あの頃は言いたいこともノーマン様に言えなくて
自分でも歯痒くなっていました。
納得出来ないことを指摘して、
彼に『可愛くない』と思われたくなくて、
我慢することが年々増えて。
今の私は変わったのだと、ノーマン様に思い知らせたい。
そんな気持ちから会うことになっても構わないかなと、思っていたのですが。
「貴方がノーマン様と会うのを止めたいと、思っていらっしゃるのなら、私は会いません」
「それで君はいい?」
「もう終わった話ですもの
今の私には、貴方が誰よりも何よりも大切なの」
私はエドガー様にこの気持ちが伝わるよう、願いを込めて背の高い彼を見上げました。