一期一会。−1−
僕と葵は止めることもできずに、
取り残されてしまった。
こんなの、気まずさしかないよ…。
二人して、嫌われたかもしれない。
初対面(王蝶の姿では)のやつに聞かれて、答えてくれたのに。
葵は、テーブルに両肘をつき、頭を
抱えて出す。
「あー…、どうやって声かければ
よかったんだろう」
『僕も、わかんなかった』
シリアスな話題に、困惑してしまう僕等は
まだまだ子供だ。
“王蝶”は、彩羽ちゃんにとって、それだけ
大切なものだってわかった。
…だから、僕のもつ両生類を、ある意味
共感してくれたのだろう。
自分を守るために、自分が自分で
いられるために。
彼女も、きっと、演じてる。
…ごめん、彩羽ちゃん。
何も言ってあげられなくてごめん。
でも、これから、どんな君でも受け止める
から。
…だから、どうか心を閉ざしてしまわない
で。
一人で戦う必要も、耐える必要もない。
取り残されてしまった。
こんなの、気まずさしかないよ…。
二人して、嫌われたかもしれない。
初対面(王蝶の姿では)のやつに聞かれて、答えてくれたのに。
葵は、テーブルに両肘をつき、頭を
抱えて出す。
「あー…、どうやって声かければ
よかったんだろう」
『僕も、わかんなかった』
シリアスな話題に、困惑してしまう僕等は
まだまだ子供だ。
“王蝶”は、彩羽ちゃんにとって、それだけ
大切なものだってわかった。
…だから、僕のもつ両生類を、ある意味
共感してくれたのだろう。
自分を守るために、自分が自分で
いられるために。
彼女も、きっと、演じてる。
…ごめん、彩羽ちゃん。
何も言ってあげられなくてごめん。
でも、これから、どんな君でも受け止める
から。
…だから、どうか心を閉ざしてしまわない
で。
一人で戦う必要も、耐える必要もない。