一期一会。−1−
何より、言ってる自分が気持ちわりぃし。
不躾な方が、俺には丁度いい。
『別にいいだろ。
お前らのもんじゃねぇし』
もの扱いなんてしたら良くないが、
俺はザクリとナイフで刺すかのように
突き返した。
勝手に、自分達の私物化すんなよな。
俺の反撃に桃李は、「ムカつく!」と
敵意を剥き出しにして睨みつけてきた。
はっ、全然怖くねぇよ。
女顔が睨んだところで、
そんな迫力ねぇし。
ムキーッとヤケになってる桃李を無視。
葵は何かを覚悟したのか、真摯な眼差しを、俺にぶつけてくる。
「…わかった。
それなら、正々堂々勝負しよう」
こうなったら、もう止まらない。
このとき、俺と葵はライバルになった。
彩羽は、一体どんな顔をして俺を
見てくるだろう。
不躾な方が、俺には丁度いい。
『別にいいだろ。
お前らのもんじゃねぇし』
もの扱いなんてしたら良くないが、
俺はザクリとナイフで刺すかのように
突き返した。
勝手に、自分達の私物化すんなよな。
俺の反撃に桃李は、「ムカつく!」と
敵意を剥き出しにして睨みつけてきた。
はっ、全然怖くねぇよ。
女顔が睨んだところで、
そんな迫力ねぇし。
ムキーッとヤケになってる桃李を無視。
葵は何かを覚悟したのか、真摯な眼差しを、俺にぶつけてくる。
「…わかった。
それなら、正々堂々勝負しよう」
こうなったら、もう止まらない。
このとき、俺と葵はライバルになった。
彩羽は、一体どんな顔をして俺を
見てくるだろう。