一期一会。−1−
恐らく、俺が葵と仲良いのも全く
知らないだろうし、急に現れたら
驚くに違いない。
ま、サプライズってことにしておこう。
あの日の彩羽はドジで可憐なイメージ
だったけど、恐らく葵を惚れさせた
“何か”を持っている。
これは、“予測”ではなく、“確信”だ。
あの“凍華”をここまでメロメロに溶かし
てしまうんだから、普通の女じゃ
ありえない。
「えー、僕コイツとライバルとかやだ」
「わがまま言わないの」
「だってー」
俺を天敵扱いする桃李を、内心鼻で笑う。
俺にとって、ライバルは“葵”だけなんだけ
どな。
葵から宥められている桃李からスイと
目を逸らす。
さて、用事も済んだし、帰るか。
気まぐれな俺はさっさと青火高校から
出ていく。
そんな様子を青火高2トップは、呆然と
見ていましたとさ。
「「何なんだ、アイツ…」」
その後、俺は有功から3時間の説教を
受けることになった。
知らないだろうし、急に現れたら
驚くに違いない。
ま、サプライズってことにしておこう。
あの日の彩羽はドジで可憐なイメージ
だったけど、恐らく葵を惚れさせた
“何か”を持っている。
これは、“予測”ではなく、“確信”だ。
あの“凍華”をここまでメロメロに溶かし
てしまうんだから、普通の女じゃ
ありえない。
「えー、僕コイツとライバルとかやだ」
「わがまま言わないの」
「だってー」
俺を天敵扱いする桃李を、内心鼻で笑う。
俺にとって、ライバルは“葵”だけなんだけ
どな。
葵から宥められている桃李からスイと
目を逸らす。
さて、用事も済んだし、帰るか。
気まぐれな俺はさっさと青火高校から
出ていく。
そんな様子を青火高2トップは、呆然と
見ていましたとさ。
「「何なんだ、アイツ…」」
その後、俺は有功から3時間の説教を
受けることになった。