一期一会。−1−
「それ、どういう意味だよ?」
掘り下げに来ますね!
「そのまんまだよっ、ね?」
『…はぁ』
教えませーん、と憎たらしく笑い、
白鷺さんを煽る桃李さん。
え、ちょっ、そんな煽らなくても…。
止めるひまもなく、空気が凍る。
「教えろ」
「やーだ」
私を抜きにして、喧嘩しないでほしい。
桃李さん、余計なこと言わないでね?
怖い顔で睨む白鷺さんと、
プーイと顔をそらして口にチャックを
する桃李さん。
口すべらしたら、後でどうなるか
わかってるよね??
“王蝶”の秘密は、できれば、言いたくなかったんだけどな。
どっかの誰かさん(某H)みたいに
すぐ、言いふらされたら困るし。
「どうかした?」
氷室さんは、知らん顔。
無言で視線を外した。
この人には、これ以上私の秘密を絶対
バラさないようにしたい。
バチバチと睨み合う二人を、しばらく
眺める。
言うか、言うまいか…。
掘り下げに来ますね!
「そのまんまだよっ、ね?」
『…はぁ』
教えませーん、と憎たらしく笑い、
白鷺さんを煽る桃李さん。
え、ちょっ、そんな煽らなくても…。
止めるひまもなく、空気が凍る。
「教えろ」
「やーだ」
私を抜きにして、喧嘩しないでほしい。
桃李さん、余計なこと言わないでね?
怖い顔で睨む白鷺さんと、
プーイと顔をそらして口にチャックを
する桃李さん。
口すべらしたら、後でどうなるか
わかってるよね??
“王蝶”の秘密は、できれば、言いたくなかったんだけどな。
どっかの誰かさん(某H)みたいに
すぐ、言いふらされたら困るし。
「どうかした?」
氷室さんは、知らん顔。
無言で視線を外した。
この人には、これ以上私の秘密を絶対
バラさないようにしたい。
バチバチと睨み合う二人を、しばらく
眺める。
言うか、言うまいか…。