一期一会。−1−
開口一番に言った。
『ソウ君、私、黄鳥高校に行く』
電話の向こうで息を呑む気配がした。
「…えっ、う、黄鳥?」
突然の宣言に、びっくりしているソウ君。
戸惑うのが当たり前だと思うよ。
今朝迷っていたはずの進路の決断を、
あっさりしてしまったからね。
それに、黄鳥高校には、今、敵対中の
組の若頭がいるんだもんね?
そりゃそうだ、でも、迷いはない。
「どうして、そこなんだ?」
当然の質問に、私は、笑っていう。
教えないよ?ソウ君が本当のことを
言ってくれないと。
『理由はない。
どこでも、応援してくれるんだよね?』
言質を取った私は、有無を言わせない。
ソウ君…男に二言はないよね?
笑顔で圧をかければ、私のお願い(脅迫)
にソウ君は折れざるを得ない。
「…わかった、手配しとく」
私の、勝ち♪
ほら、そうなった。
にっ、といたずらっぽく笑う。
『ソウ君、私、黄鳥高校に行く』
電話の向こうで息を呑む気配がした。
「…えっ、う、黄鳥?」
突然の宣言に、びっくりしているソウ君。
戸惑うのが当たり前だと思うよ。
今朝迷っていたはずの進路の決断を、
あっさりしてしまったからね。
それに、黄鳥高校には、今、敵対中の
組の若頭がいるんだもんね?
そりゃそうだ、でも、迷いはない。
「どうして、そこなんだ?」
当然の質問に、私は、笑っていう。
教えないよ?ソウ君が本当のことを
言ってくれないと。
『理由はない。
どこでも、応援してくれるんだよね?』
言質を取った私は、有無を言わせない。
ソウ君…男に二言はないよね?
笑顔で圧をかければ、私のお願い(脅迫)
にソウ君は折れざるを得ない。
「…わかった、手配しとく」
私の、勝ち♪
ほら、そうなった。
にっ、といたずらっぽく笑う。