一期一会。−1−
それでこそ、ソウ君!
『ありがと』
「…あぁ」
ルンルンで返せば、ソウ君は声を低くして
忠告してきた。
「だけど、同級生になる古立和には
近付くなよ」
古立…って、あの若頭か。
先回り情報をどうもありがとう。
ソウ君ったら、何が何でも巻き込みたく
ないってか。
わかってるよ、危険だもんね?
下手に関われば、命が落とすかもしれない。
でも、私の覚悟を侮らないでよ。
『わかった』
古立和が、古立組の若頭。
水面下で揺らめく影の気配に、私は
目を光らせておけばいい。
従順に頷いておきながら、私は首を突っ込む気満々だった。
大人しくJK生活するつもりはないから。
これは、私のエゴで、身勝手な望みだ。
ソウ君の役に立てるなら、何だってする。
全ては、恩人であり、敬愛なる師である
ソウ君のため。
電話を切ったあと、ベットに寝転んで、
天井を仰ぐ。
『…見ててよ』
ー…“王蝶”としての、本気を。
『ありがと』
「…あぁ」
ルンルンで返せば、ソウ君は声を低くして
忠告してきた。
「だけど、同級生になる古立和には
近付くなよ」
古立…って、あの若頭か。
先回り情報をどうもありがとう。
ソウ君ったら、何が何でも巻き込みたく
ないってか。
わかってるよ、危険だもんね?
下手に関われば、命が落とすかもしれない。
でも、私の覚悟を侮らないでよ。
『わかった』
古立和が、古立組の若頭。
水面下で揺らめく影の気配に、私は
目を光らせておけばいい。
従順に頷いておきながら、私は首を突っ込む気満々だった。
大人しくJK生活するつもりはないから。
これは、私のエゴで、身勝手な望みだ。
ソウ君の役に立てるなら、何だってする。
全ては、恩人であり、敬愛なる師である
ソウ君のため。
電話を切ったあと、ベットに寝転んで、
天井を仰ぐ。
『…見ててよ』
ー…“王蝶”としての、本気を。