一期一会。−1−
怒る暇も、抵抗する暇もない。
…うん、桃李さんは強引だ。
後から二人も追いついて、四人でモール内を見て回る。
「あっ、あれかわいい!」
早速何かを見つけたらしい桃李さん。
いかにも、女子らしいフリル満載の洋服屋さんに目をつけた。
…あぁ、桃李さんに似合うなぁ。
私には、縁のないタイプの店だ。
「これ、あやに似合う!」
商品を手に掴んで、私に見せた桃李さん。
『えっ』
顔の血の気がサッと引いていくのが分かった。
「ねぇ、これ着てみてよ!」
笑顔で、無茶振りを要求してくるかわいい
桃李さん。
ブラックジョークか何か?
ごめん、全く笑えないわ。
『嫌です』
「なんで!?」
何で、はこっちが言いたいセリフだ。
フリルたっぷりのワンピースをオススメされて、《分かった♡着てみる!》となる奴は余程のナルシストか、桃李さんみたいな
美少女しかいないだろう。
…うん、桃李さんは強引だ。
後から二人も追いついて、四人でモール内を見て回る。
「あっ、あれかわいい!」
早速何かを見つけたらしい桃李さん。
いかにも、女子らしいフリル満載の洋服屋さんに目をつけた。
…あぁ、桃李さんに似合うなぁ。
私には、縁のないタイプの店だ。
「これ、あやに似合う!」
商品を手に掴んで、私に見せた桃李さん。
『えっ』
顔の血の気がサッと引いていくのが分かった。
「ねぇ、これ着てみてよ!」
笑顔で、無茶振りを要求してくるかわいい
桃李さん。
ブラックジョークか何か?
ごめん、全く笑えないわ。
『嫌です』
「なんで!?」
何で、はこっちが言いたいセリフだ。
フリルたっぷりのワンピースをオススメされて、《分かった♡着てみる!》となる奴は余程のナルシストか、桃李さんみたいな
美少女しかいないだろう。