一期一会。−1−
あの人が翡翠高校のトップ!?

灯台もと暗しじゃん!

青火、赤城、翡翠。

3つのトップの注目を集めちゃってる!?

ここまで来たら、噂はもう免れまい。

しかし、私はまだ知らない。

こののち、四天王に愛される“白妃”と
呼ばれることをー…。

「本当に、目が離せねぇな」

「時雨は女の敵だから、
 近付いちゃ駄目だよ?」

「半径3メートル以内に入ってきたら
 警察呼んでいいから」

散々な言われようだけど…。

そんなヤバイ奴なんだね?

過保護な3人は口々にそう言った。

…来宮時雨かぁ。

今までになく、危険な香りがするのも
間違いじゃないってことね。

あの笑顔の裏に隠されてるモノは、
一体何…?

またね、と言ったくらいだから、
近々また顔を合わせるのだろう。

荒れるなぁ…。

……憂鬱で仕方がない。



< 241 / 314 >

この作品をシェア

pagetop