一期一会。−1−
愛は、目を丸くして、
それから嬉しそうに聞いてきた。
…あぁ、元気そうだったよ。
俺らがいても、いなくても、な。
愛は優しいからな、やっぱりこんなこと
言うべきではないのかな。
そう思いつつ、巻き込む俺は、最低だ。
『俺、アイツのこと、やっぱり
許せないや。
だからさ…愛、協力してくれない?』
悪い笑みを浮かべる俺に、愛は、
息を呑んでいた。
「協力、って…」
愛なら、分かるでしょ?
『復讐、だよ』
葵の大切なモノを、壊してやる。
それで、思いっきり嗤ってやるんだ。
『手伝ってくれる?』
愛の頬に手を当てて、あえて眉を下げて
囁いたら、ピクリと揺れる肩。
愛は優しいからね、断れないのを
知ってて言う俺は、ズルいね。
ごめんな、こんなダメな男で。
「…いいよ」
最終的に、目を閉じて答えた愛。
ー…その答えに、笑みを深めた。
それから嬉しそうに聞いてきた。
…あぁ、元気そうだったよ。
俺らがいても、いなくても、な。
愛は優しいからな、やっぱりこんなこと
言うべきではないのかな。
そう思いつつ、巻き込む俺は、最低だ。
『俺、アイツのこと、やっぱり
許せないや。
だからさ…愛、協力してくれない?』
悪い笑みを浮かべる俺に、愛は、
息を呑んでいた。
「協力、って…」
愛なら、分かるでしょ?
『復讐、だよ』
葵の大切なモノを、壊してやる。
それで、思いっきり嗤ってやるんだ。
『手伝ってくれる?』
愛の頬に手を当てて、あえて眉を下げて
囁いたら、ピクリと揺れる肩。
愛は優しいからね、断れないのを
知ってて言う俺は、ズルいね。
ごめんな、こんなダメな男で。
「…いいよ」
最終的に、目を閉じて答えた愛。
ー…その答えに、笑みを深めた。