一期一会。−1−
あの瞬間から、きっと私は彼に恋をして
いる。
絶対に、何があっても忘れない、
忘れたくない記憶。
…しーくんは、本当は優しいってこと。
私、誰よりも知ってるんだよ。
しーくんは、死ぬほど不器用だから、
直接言えなくて、後で後悔するような
馬鹿だけど。
葵とだって、本当は、仲悪くしたくなかったはずなのに。
…いつからだろうね。
大切な想いが、歪んでしまったのは。
素直に傷ついた、寂しかったって
言えばよかったのに。
ただ、それだけで済んだかもしれないのに。
結局、自分で自分の首を絞めることを
選ぶ。
…でも、ソレは私もおんなじ。
最後まで、臆病になって、逃げてしまった
から。
本音を隠して、楽な方にばかり
行こうとしてたから。
現実を見たくなくて、しーくんに、
振られるのが怖くて、怖気づいた罰が、
下ったんだ。
…私、最低最悪の悪女だ。
いる。
絶対に、何があっても忘れない、
忘れたくない記憶。
…しーくんは、本当は優しいってこと。
私、誰よりも知ってるんだよ。
しーくんは、死ぬほど不器用だから、
直接言えなくて、後で後悔するような
馬鹿だけど。
葵とだって、本当は、仲悪くしたくなかったはずなのに。
…いつからだろうね。
大切な想いが、歪んでしまったのは。
素直に傷ついた、寂しかったって
言えばよかったのに。
ただ、それだけで済んだかもしれないのに。
結局、自分で自分の首を絞めることを
選ぶ。
…でも、ソレは私もおんなじ。
最後まで、臆病になって、逃げてしまった
から。
本音を隠して、楽な方にばかり
行こうとしてたから。
現実を見たくなくて、しーくんに、
振られるのが怖くて、怖気づいた罰が、
下ったんだ。
…私、最低最悪の悪女だ。