一期一会。−1−
だって、それを条件にソウ君の側にいさ
せてもらってるから。
少しでも強くなりたくて、
ソウ君の役に立ちたくて“王蝶”になる
って決めたんだ。
ソウ君の強さに、ひどく憧れて。
弱虫な自分を、やめたくて。
…だけど、もし、もしも。
私の正体がバレたその時は。
…私は、また居場所を失うんだな。
施設に行ったときとおんなじ。
きっと、辛くて寂しくて、耐えられなく
なる。
“王蝶”としての活動は、とても大変だし、
時には命懸け。
それでも、何だかんだ大事だし、
ソウ君は私にとって、恩人であり、
大切な人。
たとえ、期限があったとしても。
…ずっと、ソウ君の側にいたい。
“守る”と力強く言ったソウ君に、
私はフードを被ったまま頬を緩ませる。
誰も私のことなんか知らなくてもいい。
ただ大切な人の側にいられるなら、
それでいい。
何があっても、私は“王蝶”でい続けたいし、
そのプライドを失わない。
ー…そう誓った、秋のこと。
せてもらってるから。
少しでも強くなりたくて、
ソウ君の役に立ちたくて“王蝶”になる
って決めたんだ。
ソウ君の強さに、ひどく憧れて。
弱虫な自分を、やめたくて。
…だけど、もし、もしも。
私の正体がバレたその時は。
…私は、また居場所を失うんだな。
施設に行ったときとおんなじ。
きっと、辛くて寂しくて、耐えられなく
なる。
“王蝶”としての活動は、とても大変だし、
時には命懸け。
それでも、何だかんだ大事だし、
ソウ君は私にとって、恩人であり、
大切な人。
たとえ、期限があったとしても。
…ずっと、ソウ君の側にいたい。
“守る”と力強く言ったソウ君に、
私はフードを被ったまま頬を緩ませる。
誰も私のことなんか知らなくてもいい。
ただ大切な人の側にいられるなら、
それでいい。
何があっても、私は“王蝶”でい続けたいし、
そのプライドを失わない。
ー…そう誓った、秋のこと。