一期一会。−1−
ハテナを浮かべる私に、ソウ君は
何でもない顔をして告げる。
「あぁ、アイツ彼女いないから。
…てか、いるわけないし。
愛って女はとっくに振ったってよ。
あの子、来宮に操られてただけなん
だと」
途中、さり気なく氷室さんのことディスってるのわざと?
『…っはぁ!?』
種明かしにしては、内容ひどくない?
愛…さんは、来宮時雨に操られてたの!?
てことは、来宮時雨が好きなのに、
あんなことさせられてたの?!
好きっていうのも、あのキスも全部
偽りなの!?
さいってー、私の涙返せ!!
…でも、なんで、私の二人のキスを見て
傷ついたんだろう。
ふしぎ…と首を傾げていたら、
ソウ君は寂しそうに私の頭を撫でた。
…え、何、そのわが子を旅に出す親の
顔して。
「…もう一回、話し合ってこいよ。
あの三人、ドルチェに呼び出しといた
から」
『…へ?』
あの三人って?
しかも、現在完了形!?
何でもない顔をして告げる。
「あぁ、アイツ彼女いないから。
…てか、いるわけないし。
愛って女はとっくに振ったってよ。
あの子、来宮に操られてただけなん
だと」
途中、さり気なく氷室さんのことディスってるのわざと?
『…っはぁ!?』
種明かしにしては、内容ひどくない?
愛…さんは、来宮時雨に操られてたの!?
てことは、来宮時雨が好きなのに、
あんなことさせられてたの?!
好きっていうのも、あのキスも全部
偽りなの!?
さいってー、私の涙返せ!!
…でも、なんで、私の二人のキスを見て
傷ついたんだろう。
ふしぎ…と首を傾げていたら、
ソウ君は寂しそうに私の頭を撫でた。
…え、何、そのわが子を旅に出す親の
顔して。
「…もう一回、話し合ってこいよ。
あの三人、ドルチェに呼び出しといた
から」
『…へ?』
あの三人って?
しかも、現在完了形!?