一期一会。−1−
2【身バレ危機】
それから日が経って、私はめずらしく
制服を着て学校へ向かっていた。
夜ではなく朝、外を出歩くなんてのも、
久々のこと。
…別に、行きたくて行くわけじゃないん
ですけど。
かつてないほど、憂鬱な気持ちで
登校していた。
それもこれも、全てはソウ君のせい。
朝6時に何故か、ソウ君に電話で叩き
起こされたのだ。
モーニングコールなんて、頼んでもない
のに。
「今日は学校へ行け!」
開口一番にそれ?
常識的にないわ。
『…おはようが先でしょ』
…学校に行け?
面倒なことこの上ない。
突然の命令に寝起きの私は、イライラ
しつつ正論を突き返していた。
「うるさいぞ!」
眠すぎて頭が働いていない私に、
ソウ君は喝をいれてくる。
「最近不登校なんだろ!学校行け!」
なんとも暑苦しい、耳をふさぎたい。
私に説教なんて意味ないと思うよ。
なんだっけ、馬耳東風ってやつ?
制服を着て学校へ向かっていた。
夜ではなく朝、外を出歩くなんてのも、
久々のこと。
…別に、行きたくて行くわけじゃないん
ですけど。
かつてないほど、憂鬱な気持ちで
登校していた。
それもこれも、全てはソウ君のせい。
朝6時に何故か、ソウ君に電話で叩き
起こされたのだ。
モーニングコールなんて、頼んでもない
のに。
「今日は学校へ行け!」
開口一番にそれ?
常識的にないわ。
『…おはようが先でしょ』
…学校に行け?
面倒なことこの上ない。
突然の命令に寝起きの私は、イライラ
しつつ正論を突き返していた。
「うるさいぞ!」
眠すぎて頭が働いていない私に、
ソウ君は喝をいれてくる。
「最近不登校なんだろ!学校行け!」
なんとも暑苦しい、耳をふさぎたい。
私に説教なんて意味ないと思うよ。
なんだっけ、馬耳東風ってやつ?