一期一会。−1−
そんな余談はさておき。

ええっと、本日の目的は…最近この路地裏で一般人を巻き込む悪名高い不良グループへの制裁かな?

それが終われば、即帰って眠りまーす。

No more残業でいきたいなぁ。

さっさと倒しちゃおう。

あ、施設の方は大丈夫なのかって?

普通こんな時間に抜け出すなんてありえないもんね。

でも大丈夫、私は今一人暮らしなんだ。

それもこれも全部ソウ君のおかげ。

…ってまた話それちゃったよ。
それもいーとして。

(さぁ、こーい!私のエモノ!)

ひっそりと息を潜めて、待つこと数分。

…カップヌードル伸びちゃうよ。

私、硬麺派なんだけど。

(どうでもいい情報)

すると、その数十秒後彼らがやってきた気配がした。

「あー、今日も沢山金手に入ったな!」

「俺等最強じゃね?」

「だよなぁー」

ゲラゲラと下品な笑い声とともに数人の男達が登場。

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