最愛の義妹へ。 ~あの夏は、君の過去を知らない~


俺はソファに座っている武と楓太から離れて、キッチンに向かう。


「あっ、僕も麦茶~」

「俺も」

「たくっ、自分で取りに来いよ」

冷蔵庫を開けて、冷えた麦茶を取り出す。

三人分のコップを棚から取り出し、麦茶を入れ終わると、

義妹を迎えに行っていた両親が帰ってきた。

「ただいまぁー」
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