最愛の義妹へ。 ~あの夏は、君の過去を知らない~


「お前は、絵本でも読んどけ」

「ひどいっ。僕、子供じゃないもんっ」

そうやって口を膨らませて怒ってるところが、子供なんだろ。


「ふふっ、仲良しねぇ」

母さんはそんな俺たちを見て笑ってる。

瑠々は、母さんの言葉に頷いて

『これが、仲良しというやつなんですね』

「「「違う(よ)っ」」」
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