最愛の義妹へ。 ~あの夏は、君の過去を知らない~


「ふぅん?」

母さんは納得してなさそうだったが、料理に集中することにしたようだ。

「ふわぁ、おはよ~」

「はよ」

楓太と武も起きてきた。

父さんはきっちりとスーツを着た状態で降りてきた。

朝ご飯が出来て、全員が席に着く。

「ふふっ、朝ご飯をみんなで食べるのも久しぶりね」
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