最愛の義妹へ。 ~あの夏は、君の過去を知らない~


「たけにぃに言われなくても分かってるよ」

「お前はめんどくさいことは後回しだからな」

俺たちの言葉に、ぶー、と膨れる楓太。

「まぁ、いつでも相談に乗るから何かあったら聞いておいで」

「はーい」

楓太は父さんの言葉には素直に返事をして、食べ終わった皿を片付ける。


俺と武も食べ終わり、大学へ行く準備を始める。
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