最愛の義妹へ。 ~あの夏は、君の過去を知らない~
「いや、ちょっとくらい休憩しようって」
「そうそう。体壊したらライブどころじゃないんだしさ」
「あ~あ、女の子と遊びに行きた~い。
リフレッシュしたいよぉ」
休憩したいというのはまだ理解できる。
体を壊さないようにというのも分かる。
だが、最後の準の言葉は聞き捨てならない。
「は?何言ってんの?
そんな軽率な発言しないでくれる?グループ全体の品位が疑われる」