最愛の義妹へ。 ~あの夏は、君の過去を知らない~


僕たちは元々はこんなんじゃなかった。

小学生の時からずっと一緒の四人組だった。


『将来はみんなでたくさんの人を笑顔にする仕事をしよう』

そう約束した。


ーーけれど、その約束を守ろうと躍起になっていたのは、僕だけだったようだ。

「もうわかったよ。そんなに嫌なら辞めればいい」

「楓太…」
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