#推しが幸せならOKです@10/15富士見L文庫から書籍化
「えっ!?!?!?!?」
「説明する前に気づくのさすが息吹のファンだなあ」
「こ、これって、こ、これは、あ、きょ、えっ、まっ、ほん、もの、えっ」
「うん。そう。会場限定の息吹デザインのシュシュ。んで、アンコールの時に息吹が髪の毛結んでたやつ」
「ッッッッッ」
「(面白い子だなあ)」
美聖は手が震え始める。
今、手のひらにあるのが、ほんの数時間前まで息吹が実際に身につけていた代物なのだ。
こんなの、100代先まで柊家の家宝になるのは確定だ。国の天然記念物に指定されるかもしれない。いやされるだろう。美聖が国になり指定する。してみせる。