大好きな先生と、月明かりが差し込む部屋で過ごした夜
1. プロローグ


 幼少のころから、いつも私の隣で君は優しく微笑んでいた。


 仲良く無邪気に遊んでいたのは小学生まで。


 お互い高校生になった時から、私のことを名前で呼ぶようになった。

 でも、君は私より一つ年下だよね。

 生意気だなんて思ってないよ。


 逆に、ちょっとうれしいかも……


 身も心も大人に近づいた私たち。

 放課後の制服デートで楽しく過ごすのも悪くない。


 背が高くて素敵なイケメン男子に成長した君。

 でも、私たちには超えることができない壁がある。



 傷ついた私の心を、先生は優しく受け止めてくれた。

 両親と同じ年の先生のことを、どうしてこんなにも……

 
 月明かりが差し込む部屋で、大好きな先生の胸に顔を埋めてると


 私の心は、満たされていく……




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