俺のもの
「旭、お帰りなさい。お邪魔してますッ」
いつもと口調が違う藍羅
なんか嫌な予感…
ってか悪寒?
すると、
「じゃあね、ゆっくりしてきなさい藍羅ちゃん♪旭、あたし達先にご飯食べちゃうわね。それじゃあ〜。」
お母さんはそう言い残して部屋を去った。
うん……。
って、は?!
じゃあ…藍羅と二人っきり?!
ふざけんな!!!
さっさと話し済ませて帰ってもらおう。
「なんか用か?」
俺は冷たく言い放った。
俺が今優しくするのは…
伊藤だけだ。