俺のもの



ばっ!!!

俺は藍羅の腕を振り払った。


そして藍羅の方を向いた。


「旭が…好きなの…!」

藍羅はそう言うと涙をこぼした。


ドキッ−

何…俺…。

俺が好きなのは伊藤なんだって!


ってか…
藍羅が俺を…好き?!


なんか頭がついていかない。

「好きなのっ!旭がッッ」


硬直している俺に藍羅は何度も言う。

そして−

「ンッ−!」
「?!」

キス−…


俺は藍羅を突き飛ばした


「てめぇ…」
俺の顔、今相当やばい。


なんであいつからキスしてくんだよ…。

俺は眉間にシワを寄せながら睨んだ。
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