俺のもの



季節は冬


空は灰色で今にも雨…いや、雪が降りそうだ。



『あ〜寒い!』


そんな声が聞こえてくる中、俺の心は罪悪感と後悔に満ちていた。



「あ〜あ!一瞬で嫌われちゃったねぇ!アハハッ」

誰のせいだ!!

人の気もしらず藍羅は俺の隣に並んで歩いている。


終わった…

三年か。長いようで短かった俺の片思い−


まさか藍羅に潰されるとは思わなかったな。
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