俺のもの



「まぢムカつく…」

俺はかじかんだ手をポケットに入れながら呟く。


同時に藍羅が目に力を入れる。


「あたしの事?!うっざぁ!岡田のくせに!」

俺はその言葉に眉をピクッとさせる。


「あ?」

あ〜やばい…

女にマジギレだなんて言い訳以上に最悪じゃん。


俺は深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。

そして
「もう俺に近付くな!」
と大声をあげ猛ダッシュで家へと向かう。



「旭っ!!!」

< 6 / 41 >

この作品をシェア

pagetop