おかしな婚約破棄の結末は‥⁉︎

アメリの物語(本編)

拝啓、天国のお父さんとお母さん‥お元気でしょうか？

私、アメリは毎日元気に学校で勉強‥それにアルバイトをして学費を稼ぐ日々。
少し貧乏ですが、とても忙しく楽しい毎日を送っていました。

私はアルバイト先に向かって急いでいた時でした。

私の前に小さな男の子が現れました。
銀色の髪に緑色の目をした不思議な男の子は大粒の涙を流しながら言いました。

『可哀想な女の子を助けて欲しい』

その必死な様子を見て、私は頷きました。
しかし、辺りを見回しても誰もいません。
男の子は震えながら言いました。

『どうしよう‥！もう間に合わないかもしれない』

事態は一刻を争うようです。
私は叫びました。

「早くッ！！その女の子のところまで案内してください！」

男の子は『ありがとう‥！』と私に告げると、辺りが金色の光に包まれました。

あまりの眩しさに私は目を閉じました。