おかしな婚約破棄の結末は‥⁉︎
「我々が出席できなかった卒業パーティーで、こんな非道な行いがあったとはな‥」
「ッ!」
「自分から婚約破棄を告げたのにも関わらず、惨めに縋りついたと報告書には記載されている」
「くっ‥一体誰が情報を」
「誰だろうといい‥むしろその者達に感謝せねばならぬ」
「王太子である僕を裏切ったのですよッ!?」
「はぁ‥‥小賢しくも会場にいるものの口を塞いで情報が漏れないように細工していたとはな。お前のせいで王家の評判はガタ落ちだ」
「‥‥そんな」
「アーモンド王国の王太子がキャンディを救い出して国に連れて帰るなんてね‥‥まるでヒーローだわ。貴方と違って」
「なっ、母上‥」
ガレットは頬を押さえながら立ち上がる。
「も、もしかしてあの女が僕を誑かして‥っ、マドレーヌが僕を騙したに違いない!きっとそうだ!」
「貴方の新しい婚約者、マドレーヌ・ストロベリーならば今朝、城から勝手に出て行きましたわよ?自分の役割を全て放棄してね」
「ッ!」
「自分から婚約破棄を告げたのにも関わらず、惨めに縋りついたと報告書には記載されている」
「くっ‥一体誰が情報を」
「誰だろうといい‥むしろその者達に感謝せねばならぬ」
「王太子である僕を裏切ったのですよッ!?」
「はぁ‥‥小賢しくも会場にいるものの口を塞いで情報が漏れないように細工していたとはな。お前のせいで王家の評判はガタ落ちだ」
「‥‥そんな」
「アーモンド王国の王太子がキャンディを救い出して国に連れて帰るなんてね‥‥まるでヒーローだわ。貴方と違って」
「なっ、母上‥」
ガレットは頬を押さえながら立ち上がる。
「も、もしかしてあの女が僕を誑かして‥っ、マドレーヌが僕を騙したに違いない!きっとそうだ!」
「貴方の新しい婚約者、マドレーヌ・ストロベリーならば今朝、城から勝手に出て行きましたわよ?自分の役割を全て放棄してね」