おかしな婚約破棄の結末は‥⁉︎
私は嬉しさを押し込めて言いました。
フィナンシェ殿下が好きなのは、以前のキャンディちゃんだと思ったからです。
私はどう頑張ってもフィナンシェ殿下が大好きだったキャンディちゃんはなれないのです。
悲しげに目を伏せる私にフィナンシェ殿下は言いました。
「‥‥キャンディが好きだと言いながら、君に心を惹かれているとは言えなかった。直ぐに心変わりをする軽薄な男だと思われたくなかったんだ」
「本当に‥?」
「あぁ、今ならキャンディとアメリの違いを沢山言える。突拍子もない行動を取って周囲を驚かせることが得意だ。ご飯を美味しそうに食べる姿が本当に可愛らしい。そして皆を想って動ける強さを持っている‥‥全てアメリの魅力的な部分だ」
「‥!!」
「俺と共にアーモンド王国を支えてはくれないか?」
「‥‥フィナンシェ殿下」
「返事は後でもいい‥‥すぐには俺の言葉を信じられないだろうから」
私は顔を曇らせるフィナンシェ殿下に思いきり抱きつきました。
勢い余って2人で倒れ込みます。
私は彼を信じたい、そう思ったからです。
「私も、貴方が好きです‥!」
緑色の石が嵌め込まれたネックレスがきらりと光りました。
精霊がキャンディちゃんの運命を変えたいと願ったように、キャンディちゃんも自分自身を変えたいと思っていたのでしょうか。
今となっては、それを聞く手立てはありません。
けれど"キャンディ・ミント"の運命は大きく変わりました。
おかしな婚約破棄の結末は‥!?
【アメリ編】Happy end ☆
フィナンシェ殿下が好きなのは、以前のキャンディちゃんだと思ったからです。
私はどう頑張ってもフィナンシェ殿下が大好きだったキャンディちゃんはなれないのです。
悲しげに目を伏せる私にフィナンシェ殿下は言いました。
「‥‥キャンディが好きだと言いながら、君に心を惹かれているとは言えなかった。直ぐに心変わりをする軽薄な男だと思われたくなかったんだ」
「本当に‥?」
「あぁ、今ならキャンディとアメリの違いを沢山言える。突拍子もない行動を取って周囲を驚かせることが得意だ。ご飯を美味しそうに食べる姿が本当に可愛らしい。そして皆を想って動ける強さを持っている‥‥全てアメリの魅力的な部分だ」
「‥!!」
「俺と共にアーモンド王国を支えてはくれないか?」
「‥‥フィナンシェ殿下」
「返事は後でもいい‥‥すぐには俺の言葉を信じられないだろうから」
私は顔を曇らせるフィナンシェ殿下に思いきり抱きつきました。
勢い余って2人で倒れ込みます。
私は彼を信じたい、そう思ったからです。
「私も、貴方が好きです‥!」
緑色の石が嵌め込まれたネックレスがきらりと光りました。
精霊がキャンディちゃんの運命を変えたいと願ったように、キャンディちゃんも自分自身を変えたいと思っていたのでしょうか。
今となっては、それを聞く手立てはありません。
けれど"キャンディ・ミント"の運命は大きく変わりました。
おかしな婚約破棄の結末は‥!?
【アメリ編】Happy end ☆