【コミカライズ配信中】婚約破棄したお馬鹿な王子はほっといて、悪役令嬢は精霊の森で幸せになります。(連載版)
三十一
夕飯が終わり、コーヒーを入れてくれたグルと、向かい側に食卓に座り、グルはエルモの固い表情を見て眉をひそめた。
「エルモ、言いたくなかったら、今はいい。いつか教えてくれればいいよ」
――私は違うと首を振る。
「グルさん、違うの。どこから離せばいいか考えていただけ。グルさんにはちゃんと聞いて欲しい」
グルを見つめると、うんと頷いた。
「わかった、ゆっくりでいいから、話して」
「エルモ、言いたくなかったら、今はいい。いつか教えてくれればいいよ」
――私は違うと首を振る。
「グルさん、違うの。どこから離せばいいか考えていただけ。グルさんにはちゃんと聞いて欲しい」
グルを見つめると、うんと頷いた。
「わかった、ゆっくりでいいから、話して」