【コミカライズ配信中】婚約破棄したお馬鹿な王子はほっといて、悪役令嬢は精霊の森で幸せになります。(連載版)
その日の夜半ごろ。
雨雲は空を覆い"ポツリポツリ"と、降りだした雨はじょじょに強さを増した。
窓に打ち付ける雨音にも気が付かず、エルモは移動疲れでぐっすりベッドに潜り眠っていた。玄関の鍵があき"ギ―ッ"と音を立てて開くと、頭からすっぽりと黒いローブを被った人物が入ってくる。
その人物は背中に背負っていた籠を玄関の脇に置くと、雨に濡れたローブを脱ぎ捨て、次々と濡れた衣類を玄関で脱ぎすてた。
(ひどい雨だった、明日にはやむかな?)
躊躇なく最後まで脱ぎすて、近くの椅子に掛けてあったタオルで体を拭きベッドにもぐる。
(……あれっ?)
何日も家を開けたはずなのに……"ホコリも臭くなく、布団がふかふかしている?"おかしい、とは思ったが……雨と歩き疲れで、その人物はすぐに眠りに落ちた。
雨雲は空を覆い"ポツリポツリ"と、降りだした雨はじょじょに強さを増した。
窓に打ち付ける雨音にも気が付かず、エルモは移動疲れでぐっすりベッドに潜り眠っていた。玄関の鍵があき"ギ―ッ"と音を立てて開くと、頭からすっぽりと黒いローブを被った人物が入ってくる。
その人物は背中に背負っていた籠を玄関の脇に置くと、雨に濡れたローブを脱ぎ捨て、次々と濡れた衣類を玄関で脱ぎすてた。
(ひどい雨だった、明日にはやむかな?)
躊躇なく最後まで脱ぎすて、近くの椅子に掛けてあったタオルで体を拭きベッドにもぐる。
(……あれっ?)
何日も家を開けたはずなのに……"ホコリも臭くなく、布団がふかふかしている?"おかしい、とは思ったが……雨と歩き疲れで、その人物はすぐに眠りに落ちた。