【コミカライズ配信中】婚約破棄したお馬鹿な王子はほっといて、悪役令嬢は精霊の森で幸せになります。(連載版)
六
「………う、ん……眩しい……」
(これは夏になる前に……カーテン買わないと)
カーテンのかかっていない、窓からはいる朝日で目が覚めた。
いま、何時?
干したお布団ふかふかで、ひさしぶりに嫌な夢を見ずに眠れたわ。エルドラッドの婚約者だった頃は毎晩のように悪夢にうなされて、あまり眠れていなかった。
「ふわぁっ」
じょじょに目が覚めてきた、エルモはおかしいなことに気がついく。
えっ、ええ? わ、私と、同じベッドに誰かいる。その誰かはうしろから抱きしめて、眠っているみたい。
(これって、地主のおばちゃんが話していた噂の幽霊?)
…………でも、なにかが違う。伝わってくる温かな体温と、うしろから気持ち良さそうな寝息が聞こえているもの。
(これは夏になる前に……カーテン買わないと)
カーテンのかかっていない、窓からはいる朝日で目が覚めた。
いま、何時?
干したお布団ふかふかで、ひさしぶりに嫌な夢を見ずに眠れたわ。エルドラッドの婚約者だった頃は毎晩のように悪夢にうなされて、あまり眠れていなかった。
「ふわぁっ」
じょじょに目が覚めてきた、エルモはおかしいなことに気がついく。
えっ、ええ? わ、私と、同じベッドに誰かいる。その誰かはうしろから抱きしめて、眠っているみたい。
(これって、地主のおばちゃんが話していた噂の幽霊?)
…………でも、なにかが違う。伝わってくる温かな体温と、うしろから気持ち良さそうな寝息が聞こえているもの。