【コミカライズ配信中】婚約破棄したお馬鹿な王子はほっといて、悪役令嬢は精霊の森で幸せになります。(連載版)
二十四
今日はパン屋のバイトの休みの日。朝日の光に目が覚めると、エルモはグルと向き合い寝ていた。
(う、近い、グルさんの寝顔! ……可愛い)
「グルさん」
彼の名前を呼びたくなり。囁くように呼んでみた。すると、グルの眉間にシワがよる。
「……ん、なに、エルモ?」
「起こすな」とか「うるさい」ではなく。
まだ眠そうにグルはエルモの名前を呼んだ……可愛い。こんなに幸せな日々がズッと続くといいな。
優しいグルの側で笑っていたい。
大きなグルにも包まれたいーーできたら、グルさんにも幸せだと感じてもらいたい。
フフッ、それは贅沢かな?
「エールーモー!」
「ひ、きゃっ」
いきなり寝ぼけたグルの頬が近付き、エルモの頬にプニッと引っ付いた。そして、グルはそのままスースー寝てしまう。
(う、近い、グルさんの寝顔! ……可愛い)
「グルさん」
彼の名前を呼びたくなり。囁くように呼んでみた。すると、グルの眉間にシワがよる。
「……ん、なに、エルモ?」
「起こすな」とか「うるさい」ではなく。
まだ眠そうにグルはエルモの名前を呼んだ……可愛い。こんなに幸せな日々がズッと続くといいな。
優しいグルの側で笑っていたい。
大きなグルにも包まれたいーーできたら、グルさんにも幸せだと感じてもらいたい。
フフッ、それは贅沢かな?
「エールーモー!」
「ひ、きゃっ」
いきなり寝ぼけたグルの頬が近付き、エルモの頬にプニッと引っ付いた。そして、グルはそのままスースー寝てしまう。