私の愛は重くない！

episode1

愛が重い人＝ヤンデレ、束縛激しそう
と世間一般的には言われてて、そんな事を部屋で一人で考えてる私も周りからはあの子はヤンデレだの愛が重いだの囁かれてる


「いやうるせぇよ！！！」


確かに、好きな人の髪の毛が落ちてようならば拾ってコレクション用の箱に詰めるし、いっその事爪を折って私にくれよと心底願う夜も多々あるけど！！
今のとこ歴代の好きぴっぴに私の行動はバレてないけど、周りからは異常だと噂された。
なんで？？解せぬ。


私は絶対に愛が重くない！
ここで宣言する！
そして今の私には目標がある！
それは、高校生の間に彼氏を作ってキャッキャウフフする事！
中学の頃の黒歴史を今回の恋愛でdelete！
The・垢抜けならぬ恋抜け！


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次の日、高校に向かう途中にて

「ってことなんだよあけみざわーー！！」

中学の頃からの親友に昨夜考えてたことを、かくかくしかじかと話してみた

「うるせぇよ、あたしはあけみだ。あと落ち着けよ、朝から騒がしすぎ」

「だってだって、流石に彼氏いない歴＝年齢はキツすぎ！私たち今日から高校生だよ！？」

「たしかにキツいのは分かるけど」

「ちょっと！哀れみの目で私を見ないで、痛い！カルチャーショック！！」

「その言動に行動じゃ彼氏も出来ないよなー」

「うるせぇあけみざわ！！」

「だまれ、学校着いたら良い人紹介するから早く行くよ」

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休み時間にて、そして私はあけみが紹介してくれたであろうこの男に絶望した

(え、私の従兄弟じゃーーーーん……)