ねぇ、先生今どこにいるの?
いつもは、思ったことを素直に言えない可愛くない生徒なのに今日は喉につっかえている言葉達が溢れていった。

「ちょっと嫌です」

ハハッと笑いながら、先生の瞳を見ると照れていてこっちまで、何言ってんだよぉと思ってしまったけど言葉は止まらなかった。

「多く宿題出してくれる先生、いなくなっちゃいます…。」

宿題なんて、世界一嫌いだったのに先生を好きになって大好きになった。

「ほかの先生に頼めばいいでしょ?」

首を振ってそっぽを向きながら

「先生限定です…。」

なんて、答えた後に恥ずかしくなった。顔は赤いし、こんなキャラじゃないのに!!と思いながら先生を見ると先生の方が照れていた。

でも、思っていたことが言えて嬉しかった。




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