ねぇ、先生今どこにいるの?
出会いがあれば別れもある。

その言葉を嫌いになったのは、ある日の木曜日の事。

「史也先生、来月いっぱいでやめるんだって。」

先生同士の会話。聞きたくなくても、耳に入ってくる。

「そうなの!?」って、話に入りたかったけど、入りにいけるような力が出なくていつもみたいに、笑顔にはなれなくて、誰にも気づかれないように下を向いて泣いていた。


それを聞いた、次の週。

どんな顔して先生に会おう。
そうやって悩んでいたけど、ドアを開けた。

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