私の罪は。。。
変化がある日
バン!
銃声が聞こえた。体から力がなくなって倒れた、お腹から熱い何かが流れ出て来た。血だ。血が腹から流れて出てる。早く停めなくては。。。。
「裏切った結果だ、悪く思うなよ」
裏切った?私が?ただ、言われた通りやっただけなのに。。。
意識が遠くなっていく。。。。
「ハッ!!ハッ!ッ〜!」
荒い息が止まらず、汗まみれで、悪い夢から目覚めた。自分が殺された夢、夢みたいで夢じゃないような実感がある夢だった。撃たれた所、腹がまだ痛む!
ベッドの上から部屋の様子を伺う。変わらない、昨日と同じ時間、同じ夢、同じ起き方、同じ部屋で目覚めた。これで何回目。と思いながら、ノートを開いた。
「これで、101回だね、そろそろ慣れて来たわ。」
原因が不明なまま、殺される日を繰り返す。
「まだ、殺された理由が覚えないんだよな、なんだっけ。裏切った結果とかなんとか、なんか、前と違うんだよなぁ。」
独り言言ってるうちに、目覚まし時計が鳴る。朝の六時半、月曜日。
私の名前は「黒谷明日香」、今年で16歳高校一年生だ。私は一人娘で両親とは一緒に暮らしてない。所謂、一人暮らしだぜ、偉いでしょう、なんて、両親から仕送りしてもらってるけど〜〜
朝ご飯はいつもパンとミルク、そして、大好きな目玉焼きだ。よし、お腹もいっぱいだし、今日も一日頑張ろう!!
「おはよう。」
「おはよう。宿題終わった。」
「え!宿題あったっけ。まじか。」
「授業中何やってたの。全く。。」
「昼ご飯奢るから、写させてよ、ね。」
学校では珍しくない会話だ。
「おはよう、明日香。」
「おはよう、りんりん。」
吉岡凛、私の親友だ。
「そうだ!今日、先生に聞いたんだけど、転校生来るってさ。」
「え!そうなの。」
私は最近、ほぼ毎晩、殺される夢を見てる。その夢では、私が最後いろんな手段で殺されてる。見てる夢は殺されることだけが共通だった。殺す人、殺害方法は毎回まちまちだ。その分、殺される前の出来事もまちまちだ、けど、起きたその日の出来事とは同じだ。現実では殺されてはないが。。。。
実は今でも夢なのか、現実なのかよく分からないんだ。私が殺される夢、現実っぽくて区別がつかない。今日は変化があった。転校生、今までになかった展開だ。そうです、今朝、見た夢の中には転校生がくる展開がなかったのです。
「ねぇ、聞いてる。明日香、明日香ってば。」
「あ、ごめん、ごめん、聞いてる。そうだ。宿題やった。」
「やったよ。」
「あらら、雨降るわよ。」
「失礼だな。」
「はい、皆、席につけ。宿題は全員やってきたか?」
入ってきた担任が机を叩きながら言った。
「今日は、クラスに新しい転校生が来ます。はい、中に入っていいよ、白鳥くん。」
白い肌で黒髪、血色した小さい唇、鋭い目つき、そして、高い背、紛れもなくモテるタイプな子だ。なんだか、会ったとこがあるようなないような。。。
「自己紹介をお願いします、白鳥くん。」
「初めまして、僕は白鳥連です、よろしくお願いします。」
「みんな、仲良くするんだぞ。では、白鳥くん、黒谷さんの後ろに席が空いてるから、そこに座って。」
冷静な淡い青色の目で、こちらを見ながら、席へ向かってくる彼。。。。やっぱり、あったことあるかも、見覚えある。その淡い青色の目に赤い。。。。赤い?のが流れて。。。流れて。。。倒れる。。このシーンが映像を見ているかのように頭の中に写り回る。
「嫌だ。嫌だ。死。。死なないで。。。華ちゃん。」
思わず叫んでしまった。
「黒谷さん、大丈夫?体調悪いの?保健室で休む?黒谷さん。」
答えられず。。。涙を流した。
「すみません、先生、私が保健室へ連れて行きます。」
「そう、吉岡さん、では、お願い。」
。。。。。。。
「姉さん、どうして、どうして、私を殺したの?私何か悪いことした?教えて、姉さんが嫌いな所全部直すから、お願い、姉さん、私を殺さないでーー。」
血まみれの女の子が目の前に立ってて、私の手には大量の血がついていた、その子の血なんだろう。私が殺したのか。
「姉さん、無視しないで、私姉さんがすごく好きなの。1人は嫌、そうだ!一緒に死にませんか。」
モザイクがかかった顔が近づいてきて、血まみれの手で私の首を絞めた。苦しい、苦しい、まだ、死にたくない。
「嫌だ、死にたくない、ごめんなさい。ごめんなさい、嫌だ。」
大きい声を出してしまった。「大丈夫?明日香、大丈夫、明日香、明日香。」呼ばれてる声がする。かなり焦ってる声だ。目を開いた、その先、リンリンがいた。
「大丈夫?明日香、すごく唸ってたわよ。まだ、悪夢見たの?」
「うん、結果、怖い夢、今回は幽霊に殺されたっぽい。」
「笑ってる場合か、これで何回目なの?殺される夢見たの?」
「102回目です、今日で2回です。」
「明日香、本当に大丈夫か。病院行った方がいいんじゃない。」
「そうだね。」
銃声が聞こえた。体から力がなくなって倒れた、お腹から熱い何かが流れ出て来た。血だ。血が腹から流れて出てる。早く停めなくては。。。。
「裏切った結果だ、悪く思うなよ」
裏切った?私が?ただ、言われた通りやっただけなのに。。。
意識が遠くなっていく。。。。
「ハッ!!ハッ!ッ〜!」
荒い息が止まらず、汗まみれで、悪い夢から目覚めた。自分が殺された夢、夢みたいで夢じゃないような実感がある夢だった。撃たれた所、腹がまだ痛む!
ベッドの上から部屋の様子を伺う。変わらない、昨日と同じ時間、同じ夢、同じ起き方、同じ部屋で目覚めた。これで何回目。と思いながら、ノートを開いた。
「これで、101回だね、そろそろ慣れて来たわ。」
原因が不明なまま、殺される日を繰り返す。
「まだ、殺された理由が覚えないんだよな、なんだっけ。裏切った結果とかなんとか、なんか、前と違うんだよなぁ。」
独り言言ってるうちに、目覚まし時計が鳴る。朝の六時半、月曜日。
私の名前は「黒谷明日香」、今年で16歳高校一年生だ。私は一人娘で両親とは一緒に暮らしてない。所謂、一人暮らしだぜ、偉いでしょう、なんて、両親から仕送りしてもらってるけど〜〜
朝ご飯はいつもパンとミルク、そして、大好きな目玉焼きだ。よし、お腹もいっぱいだし、今日も一日頑張ろう!!
「おはよう。」
「おはよう。宿題終わった。」
「え!宿題あったっけ。まじか。」
「授業中何やってたの。全く。。」
「昼ご飯奢るから、写させてよ、ね。」
学校では珍しくない会話だ。
「おはよう、明日香。」
「おはよう、りんりん。」
吉岡凛、私の親友だ。
「そうだ!今日、先生に聞いたんだけど、転校生来るってさ。」
「え!そうなの。」
私は最近、ほぼ毎晩、殺される夢を見てる。その夢では、私が最後いろんな手段で殺されてる。見てる夢は殺されることだけが共通だった。殺す人、殺害方法は毎回まちまちだ。その分、殺される前の出来事もまちまちだ、けど、起きたその日の出来事とは同じだ。現実では殺されてはないが。。。。
実は今でも夢なのか、現実なのかよく分からないんだ。私が殺される夢、現実っぽくて区別がつかない。今日は変化があった。転校生、今までになかった展開だ。そうです、今朝、見た夢の中には転校生がくる展開がなかったのです。
「ねぇ、聞いてる。明日香、明日香ってば。」
「あ、ごめん、ごめん、聞いてる。そうだ。宿題やった。」
「やったよ。」
「あらら、雨降るわよ。」
「失礼だな。」
「はい、皆、席につけ。宿題は全員やってきたか?」
入ってきた担任が机を叩きながら言った。
「今日は、クラスに新しい転校生が来ます。はい、中に入っていいよ、白鳥くん。」
白い肌で黒髪、血色した小さい唇、鋭い目つき、そして、高い背、紛れもなくモテるタイプな子だ。なんだか、会ったとこがあるようなないような。。。
「自己紹介をお願いします、白鳥くん。」
「初めまして、僕は白鳥連です、よろしくお願いします。」
「みんな、仲良くするんだぞ。では、白鳥くん、黒谷さんの後ろに席が空いてるから、そこに座って。」
冷静な淡い青色の目で、こちらを見ながら、席へ向かってくる彼。。。。やっぱり、あったことあるかも、見覚えある。その淡い青色の目に赤い。。。。赤い?のが流れて。。。流れて。。。倒れる。。このシーンが映像を見ているかのように頭の中に写り回る。
「嫌だ。嫌だ。死。。死なないで。。。華ちゃん。」
思わず叫んでしまった。
「黒谷さん、大丈夫?体調悪いの?保健室で休む?黒谷さん。」
答えられず。。。涙を流した。
「すみません、先生、私が保健室へ連れて行きます。」
「そう、吉岡さん、では、お願い。」
。。。。。。。
「姉さん、どうして、どうして、私を殺したの?私何か悪いことした?教えて、姉さんが嫌いな所全部直すから、お願い、姉さん、私を殺さないでーー。」
血まみれの女の子が目の前に立ってて、私の手には大量の血がついていた、その子の血なんだろう。私が殺したのか。
「姉さん、無視しないで、私姉さんがすごく好きなの。1人は嫌、そうだ!一緒に死にませんか。」
モザイクがかかった顔が近づいてきて、血まみれの手で私の首を絞めた。苦しい、苦しい、まだ、死にたくない。
「嫌だ、死にたくない、ごめんなさい。ごめんなさい、嫌だ。」
大きい声を出してしまった。「大丈夫?明日香、大丈夫、明日香、明日香。」呼ばれてる声がする。かなり焦ってる声だ。目を開いた、その先、リンリンがいた。
「大丈夫?明日香、すごく唸ってたわよ。まだ、悪夢見たの?」
「うん、結果、怖い夢、今回は幽霊に殺されたっぽい。」
「笑ってる場合か、これで何回目なの?殺される夢見たの?」
「102回目です、今日で2回です。」
「明日香、本当に大丈夫か。病院行った方がいいんじゃない。」
「そうだね。」